コンサルティングケース

運送業

税務署差し押さえを回避し、事業を再生

業種 運送業
売上高 1億
従業員数 10名

【コンサルティングをご依頼頂いた経緯】

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近年受注が増加してきたため、トラックを増車して更に売上を伸ばしたいと考えていた。これまでは自己資金でトラックを1台ずつ購入していたが、一気に複数台の増車となれば自己資金だけでは難しい。そこで、金融機関からの借入によってその資金を調達したいが、消費税を滞納しているため申込みすら出来ない状況であり、何とかできないかとご相談いただいた。

【分析から見えた課題】

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<税金滞納解消の上、金融機関融資を受けられる財務体質の構築>
税金を滞納していると基本的に金融機関からの融資を受けることができない。また税金は滞納すると延滞税がかかり、その金利は金融機関に比べて非常に高い上、最悪のケースでは資産の差し押さえとなる場合がある。同社は既に税務署からの差し押さえ予告の通知もされており、金融機関からの借入をする以前に早急な対策が必要な状況であった。

業況については、近年は売上も増加傾向で前年と比較して1割程度増加しており、本業の儲けを示す営業キャッシュフローについても毎期500万円程度創出していた。また、過去の損失により債務超過ではあったものの、金融機関からの借入は無く親族から若干の借入があるのみであったため、消費税の滞納さえ解消すれば十分融資を受けられる状況であった。

他、増車時にどれだけ利益が増加するのかについては明確になっておらず、増車によって借入が増加するため返済が可能かどうかシミュレートする必要があった。

<課題まとめ>

  1. 借入以前に差押等の危険性があるため、消費税の滞納を早急に解消する必要があった。
  2. 増車後に資金状況が問題無いかが明確にされていなかった。

【改善内容】

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<税金滞納の解消>
税金滞納を解消し、車両購入資金を銀行から調達することが目的であるため、一括での支払による延滞の解消が必要であった。そのため、リースバック(車両をリース会社に一旦売却し、その後車両はリースとしてこれまでと同様に使用できる)を利用して資金調達を実施した。元々自己資金で購入していた車両が殆どであったため、この手法により得た資金で税金滞納を解消することができた。

<金融機関交渉>
消費税の滞納を解消したことで、金融機関への申し込みは可能となったが、業況は悪くないものの債務超過であるため、5ヵ年の事業計画書を作成し、増車後の業績予測について詳細に説明することとした。この計画書を持参した上で申し込みをした結果、金融機関三行から車両購入資金及び、当面の運転資金についても資金を調達することができた。

<車両ごとの利益管理>
その後、車両毎にどれだけ利益貢献をしているのかが一目で把握出来る仕組みを作成し、受注時には最低でもいくらの値段でやるべきなのか、今後も増車するべきなのかどうかについてご理解頂いたことで、現在では積極的に増車を実施し着実に業績を伸ばし、営業キャッシュフローは2倍以上となった。

<改善内容まとめ>

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  1. リースバックを活用することで、税金滞納を解消し、借入調達ができるようになった。
  2. 車両毎の利益状況を一目で把握できるようにしたことで、事業の方向性が定まった。

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